「インディ2.0」 選択肢がある人生を

勝間和代さんのサポートメールに反応して、自分なりの考えを徒然するブログ

放蕩記 その2

珍しく

普通の小説のレビューです

 

その1はこちら

放蕩記 (集英社文庫)

放蕩記 (集英社文庫)

 

 

そう 

 

ライバル

 

同性同士って

男女ともに

あるのかもしれません

 

私の場合は

母親をライバルだと

思ったことは

一度もありませんが

「女子度」が比較的

高めの私の母には

無意識だったのだと思いますが

娘の私がそれを察しています

 

親だって人間だから

完璧じゃないのに

自分目線で勝手に

母親に対して

「パーフェクトな親像」を

作り込んでいたこと

それに当てはまらないところは

嫌悪感で補っていました

だから

自分はそうなりたくない

子供は欲しくなかったという

逃げでもあったのです

 

この子供特有の傲慢さ

これに気がつくのに

40年近くかかりました

 

アマゾンの読者の

レビューは賛否両論です

☆5つの人は感情移入して号泣

手元に置いておきたい

☆1の人は

性的な描写が多すぎて理解不能

 

個人的には☆4かな

もう一度読みたいとはならなかったけれど

作者の文章の表現力や

実は母親のほうが「娘」気質なことはある。という事実とか

子は親を無条件で愛するものだけど、なんで私は母親嫌いなんだろう?って、母親が嫌いな自分でどうなんだろう?って誰にも言えず、自問自答して自分なりに回答を出したつもりでオトナになっていく

 

オトナになって許せれば

いいのだけれど

なにかのきっかけがないと

なかなかそういった

心情の整理はつかないのも

確かで

こういった小説で

私だけじゃなかったんだと

救われる人が多いのではないでしょか

 

私お母さん大好き!!

って胸を張って言える娘さんには

不向きな題材です

いいんです

あなたはそんな世界を知らずに

そのままでいて下さい。

 

男性にはちょっと

理解ができないかも

根本的には

 

引き寄せの法則的には

親子関係の心情の整理ができないと

いいことは引き寄せられないという

ベースがあるので

ちょっとでも

「母」と「娘」の関係性に

悩んでいてまだモヤッとするなら

いいきっかけになるかもしれません

 

ただ、終盤にかけて

主人公が性的に奔放すぎる点があるので

(それを「放蕩」としています)

そういったところが

苦手な人は避けられたほうがよいかも

 

小説って「感情移入」が基本

みんな何食わぬ顔して生きてて

それぞれに「ドラマ」があるんだなー

と思った久しぶりの小説でした

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました

Nice meeting you:-) 

 

Michelle84でした