「インディ2.0」 選択肢がある人生を

勝間和代さんのサポートメールに反応して、自分なりの考えを徒然するブログ

粒感 その1

わたしがもし

理数系が得意だったら

建築家になりたかった

 

なっていないということは

容易に想像がつくかと

思いますが

理数系は全般苦手です(笑)

 

きっかけは

カナダの留学時代に

キャンパス内にある

人類学博物館ででた課題

 

「ここの展示は工夫があります

あなたが見つけた工夫を挙げなさい」

 

という問いだったと思うのですが

正直言うと

普通の博物館との違いが

それほどわからず

 

苦しまぎれに

「トーテムポールを今後も残すためにも、もともとの配色を保てるように室内に置きつつも閉鎖的でない光が十分に当たる用に設計された建物の中心に象徴的に配置されている」

と、もっともらしい回答を絞り出し

帰ろうとしてふと

ギフトショップのポストカードに目が止まり

博物館の外観をみた瞬間に

「これだ!!」

という答えがでたのです

 

それは博物館自体が

原住民の住んでいた住居を模していること

Museum of Anthropology at UBC | Museum of Anthropology

 

その時に、こういったランドマーク的な

設計ができる建築家って

単に建物を設計するだけではなくて

いろいろな背景に対して

例えば、風土とか、歴史とか、文化とか

などなどの造詣も深くないと

つとまらないんだなあ。と

 

そしてなんてクリエイティブなんだ!

と時すでに遅しだったにもかかわらず

「建築」というものに開眼したのです

 

アナザースカイで建築家・隈研吾さんの回が

あったのでみたわけですが

 


アナザースカイ 建築家・隈研吾 1月20日 170120

 

本人も自覚されていますが「徹底した現場主義」

そこにプロ意識をひしひしと感じるわけで

 

そこにある軸の考えにあるのは

 

「粒感(つぶかん)」

 

それは土地土地がもつ固有の質感

 

隈さんは設計を頼まれたら

まず現地に足を運び

できるだけ自分の足で歩き

その土地を体感しないと

設計図を書くモチベーションがうまれないそう

 

「この場所だからこの設計をする

国に依存して設計するわけじゃなくて

場所に依存して設計している」

 

本物のプロですねー

完成するのにたとえ10年かかったとしても

それ以上に建築が世に残ることを意識されています

 

結局地のものをいかすことが

地域の風景にも馴染むし

人々に長く愛される

 

今は中国のほうの

お仕事が多いようですが

スケール感だったり

彼らからでてくるアイデアだったり

とても面白いそう

 

中国の素敵な建物は実は

ほぼ日本人が設計していた

って数年後はなってそうです

 

今日はここまで

明日に続きます

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました

Nice meeting you:-) 

 

Michelle84でした